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2024/09/12
亀山の茶業界の未来のために【ネットワーク東海9月2週号】
亀山市辺法寺町で茶業「市川大楽園〈いちかわだいらくえん〉」を3代目として営む市川泰三〈たいぞう〉さん(59)と千佳<ちか>さん(60)夫妻。亀山市の温暖で自然豊かな里山で茶5㌶を栽培している。祖父の代に本格的に栽培を始め、自園自製、販売に取り組んでいる。
市川さんは手もみ茶師範、日本茶インストラクター、紅茶アドバイザーなど茶に関する資格を複数取得していて、研究と開発を重ねた多彩な商品を展開する。
中でも同市の認定ブランド「特上煎茶」は、収量がごくわずかしかないプレミアム品。八十八夜前の一番茶の新芽に5~7日間のかぶせを施し、濃厚な味と香り、深い緑色を両立させた一番人気の商品だという。
農薬の使用を半分に抑えた特別栽培で、味は上品な甘みとほのかな渋みが絶妙と評価が高い。接待用だけではなくリフレッシュにも最適と多くの人に好まれている。
「近年の天候不順や経費高騰、茶業界の低迷など、苦労することが多いが、地元亀山市のこれからの茶業界の未来を見据え、夫婦二人三脚でますます頑張っていきたい」とうれしそうに話す。