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2025/02/28

伊賀ニンニクプロジェクト始動【ネットワーク東海2月4週号】

伊賀ニンニクプロジェクト始動/耕作放棄地再生へ/植物バイオテック伊賀
耕作放棄地の解消と国産ニンニクの生産拡大を目指し「伊賀ニンニクプロジェクト」が始動した。伊賀地域を新たな産地とすることを目標に、根端培養による苗の安定供給と生産拡大に取り組む。
このプロジェクトを推進するのは、伊賀市の「植物バイオテック伊賀」の松山竜也(たつや)代表(22)。現在、耕作放棄地を含む1㌶でニンニクを栽培しながら将来的な生産拡大の基盤を整えている。
ニンニク供給量約4万4千㌧のうち、半数以上を輸入に頼るのが現状だ。国産ニンニクの安定供給を目指し、大都市圏への出荷も視野に入れる。
根端培養とは、根の先端部分を培養し、病害に強く品質のそろった苗を効率良く増やせる技術。培養したニンニクの根端は約4カ月で小鱗茎(苗)になり、苗のコスト削減にもつながる。昨年10月に培養施設・植物バイオテック伊賀を開設し、現在研究者4人が技術の改良や生産体制の確立に取り組んでいる。
「培養ニンニクは通常よりサイズが大きく、市場価値も高い。地域の農家と連携しながら生産者を増やし、特産品としてブランド化したい」と意気込む。
今後は栽培面積を拡大し、農福連携にも取り組む方針だ。松山代表は「将来的には加工品の開発にも挑戦し、地域の特産品としての付加価値を高めていきたい」と話す。

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