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2024/11/27
良質な種子販売 地域交流活動も【ネットワーク東海11月4週号 短信】
「野菜市場価格の低下など農業者が抱える課題に対して理解を深め、共に解決策を模索する場を提供していきたい」と話すのは、四日市市の濵地利幸さん(51)。
終戦後(1947年)から続く種苗販売会社「株式会社三重興農社」の代表取締役社長として、農業を下支えする存在だ。
農業者の現状に寄り添いたいと、電子商取引(EC)事業に着手。オンラインプラットフォ―ムを通じて、全国各地の農業者が必要な種苗を手軽に注文できる環境を整えた。
昔からの顧客との対面販売を大切にしつつ、時代のニーズに応じた事業の拡大にも注力することで、多方面の農業者へ迅速な種苗提供を実現した。
また、農業者の現状を広く伝え、同じ志を持つ仲間を増やすため、定期的に地域交流イベントを開く。その一環の子供向け企画では、食の大切さを伝えながら、体験を通じてサステナブルについて学べると好評だ。
濵地社長は「良質な種子販売はもちろん、農業者と消費者をつなげていきたい」と持続可能な農業の実現に向けて取り組んでいく考えだ。