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2024/07/17

とろとろめろん 抜群の甘みと香り 農薬は慣行の半分【ネットワーク東海7月2週号】

「伊勢のメロンをもっと県内で知ってもらいたい」と話すのは、谷口順吾(たにぐちじゅんご)さん(62)。伊勢市小俣町で、メロン31㌃とトマト31㌃を作付けしている。
1982年に家業を継ぐ形で農業を始めた。当初は、JAを通した出荷を繰り返す日々を送っていたが、10年ほど前に販売経路を多角化。「お客さんの顔を見て『おいしい』と言ってもらえることが楽しみ」とやりがいについて話す。
谷口さんが栽培するメロン「とろとろめろん」は、通常よりも長い熟成期間による抜群の甘みと芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴だ。最もおいしい食べ頃を記した紙を同封して出荷。食べ頃まで追熟させると「とろとろ」になり、皮の際まで食べられるという。
また、環境面にも配慮し、農薬の使用量は慣行栽培の約半分。「みえの安心食材」に15年以上連続で認定されるなど、おいしさだけでなく安全・安心な食材作りに力を注ぐ。
現在は、写真共有アプリ「インスタグラム」などで情報発信を積極的に行う。「今は県外への出荷が多く、県内ではまだまだ知られていない。販売経路を増やし、伊勢のメロンをもっと広めていきたい」と抱負を話している。

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