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2023/10/26
幅広い補償が加入の決め手【ネットワーク東海10月4週号 特集号】
伊勢市上地町の「AC FARM」代表・中川亜沙美(なかがわあさみ)さん(38)はサツマイモ1.8㌶とキュウリ6㌃、スナップエンドウ4㌃を作付けしている。メインのサツマイモは人気の「べにはるか」のほか、6品種ほど栽培し、近所の直売所やホームページ(HP)で販売している。
「農業の魅力はたくさんある」と話す中川さん。「自然には逆らえないことを先輩農家は常に意識している。さまざまな経験をしているので、心が穏やかでおおらか。みんなで良いものを作っていくのがとても魅力に感じる」と話す。
「農業がしたい」と思っていた際、玉城町のサツマイモ農家に「サツマイモを作らないか」と声をかけてもらったことが栽培を始めるきっかけになった。
現在は、経営を成り立たせることに苦労している。「作物を作らないと何も始まらないが、事務作業や資金繰りをどうしていくかなど、経営しながら勉強している。計画性を持って生産しながら経営もしていくことは、本当に大変だと感じる」と話す。
経営していく上で収入が減少してしまうリスクがある。そのため、元々収入保険に加入していた父から話を聞き、当時は加入条件の青色申告の実績がなかったが、2022年度に青色申告に変更。収入保険に23年加入した。「予測できない出来事がたくさんあるため、収入保険のように幅広く補償してもらえる制度はありがたい」と話す。
今後は、元々栽培していたキュウリを現状維持していき、今年導入したスナップエンドウの規模をもう少し増やしていきたい考えだ。「サツマイモのペーストを作りたいと思っているので、地元の方々と協力し、良いものを作っていきたい」とほほ笑む。
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