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2023/03/16

荒廃した杉林で雑木類の苗育成【ネットワーク東海2月4週号】

鈴鹿市 鵜飼農園 鵜飼 勇希(うかい ゆうき)さん

「管理されていない樹林を再生したい」と話すのは、鵜飼勇希さん(25)。鈴鹿市で植木の生産と販売を営む有限会社鵜飼農園の3代目だ。
父の幸治(こうじ)さん(57)が代表を務め、1971年にサツキの生産を始め、品目を徐々に増やしてきた。一家全員で植木と園芸植物の栽培と販売に取り組む。
勇希さんは「幼い頃から『家業を継げ』と言われたことはありませんでした。好きなことを自由にやっていく中で、おのずと家業を手伝うことになりました」と話す。
鈴鹿市でも多い荒廃した杉林を少しずつ借り入れ。木を間引き、半日陰が好きなモミジなどの雑木類の苗を育成している。今後も「管理が放棄された樹林の問題解決と雑木類に適した生産場所の確保を目指していきます」と話す。
最近は写真共有アプリ「インスタグラム」や動画投稿サイト「ユーチューブ」などで植木の魅力を積極的に発信。新たなファンづくりに取り組む。

「あまり知られていない魅力的な日本在来植物がまだたくさんあるのでそういう植物のPRもしていきたい」と話す鵜飼さん。

 

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