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2023/03/16

大阪から移住 イチゴ農家へ転身【ネットワーク東海2月2週号】

玉城町  立石  真(たていし ただし)さん

「妥協せずに一生懸命取り組みたい」と話すのは、玉城町の立石 真さん(42)。ビニールハウス14㌃でイチゴ栽培に取り組む。
大阪府に生まれ育ち、13年間勤めた府内のそば店を退職した後、2019年2月に地域おこし協力隊に就任し、玉城町へ移り住んでイチゴ農家となった。若い頃から田舎でのスローライフに関心があり、さまざまな自治体の地域おこし協力隊を検討した結果、町民の人柄の良さに引かれて移住を決めたという。
「農業の知識がなく、知り合いもいない環境だったので大変だった」と立石さん。地域おこし協力隊の研修先でイチゴ栽培を学びながら書店で参考書を購入し、独学にも励んだ。そば店での接客経験を生かし、人と積極的に関わり、現在は地域の飲食店にも出荷している。「移住して間もないが、老舗店にも出荷させてもらえるようになり、地域に認めてもらえているように感じた」と話す。
三重県で誕生した品種「かおり野」を主に栽培。「章姫」と比較すると色や見た目は劣るが、かおり野の方が甘く、女性や子供に人気があるという。立石さんは「栽培方法は他のイチゴ農家と同じだと思うが、面倒な仕事でも一生懸命取り組み、妥協しないように心がけている」と話す。
スローライフを送りたいと思っていたが、地域では高齢による離農があり、栽培委託を頼まれるため、思っていたより忙しいのが現状だ。「やるからには本気で取り組みたい。中途半端にはならないようにしたい」と話す。
今後はキッチンカーなどの挑戦を視野に入れ、玉城町の人口減少問題の解決にも取り組んでいきたい考えだ。

イチゴの収穫作業をしている立石さん

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