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2022/11/28

農業は人生の新たな選択肢【ネットワーク東海11月4週号】

鈴鹿市御園町でネギ40㌃、スイートコーン20㌃、ニンニク10㌃を栽培する宮﨑草太郎さん(40)。元々は営業職の会社員として勤めていたが、2年間の研修を経て37歳で農業の道へ進んだ。「親戚が米作りをしており農業は身近にあったが、農作業は未経験。就農は選択肢にもなかった」と当時を振り返る。きっかけは農業大学校で実施された新規就農者向けの研修プロジェクト。知人から勧められ、農業の奥深さと向き合ううちに興味が湧き、挑戦を決めたという。「ものづくりが好きなので、自分で形にしていく農業は向いていると思う」と笑顔だ。
「予期せぬ天候や運転資金に苦労することはあるが、良いも悪いも自己責任。自力で経営して結果を得ることが楽しい」と話す宮﨑さん。地域の担い手農家不足によって耕作を頼まれることも増えたが、面積を拡大しても品目は絞り、品質と効率化を追求する姿勢だ。品種については市販では入手しにくい外国のものも手掛け、「母国の味を求める声に応えるオーダーメイド野菜に、今後も取り組んでいきたいと思っている」と話す。

「年一回の貴重な収穫日に向けて毎日を積み重ねることが、農業のやりがい」と話す宮﨑さん

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