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2024/01/10
面積・販路ともに拡大を【ネットワーク東海1月1週号 特集号】
「収量を安定的に増やしていきたい」と話すのは、玉城町でネギなどを栽培する平生智也(ひらおともや)さん(29)。就農して7年目を迎える平生さんは露地ネギ220㌃とカボチャ20㌃を作付けしている。
土作りに力を入れており、肥料の割合を調整しながら施用する。就農当初は試行錯誤を重ね、2年目以降から少しずつ収量が増えてきたという。
元々、農業大学校ではイチゴ栽培を勉強していたが、さまざまなコストがかかることを知り、他の作物で農業をできないか模索。地元のJA伊勢に部会があるネギを選択した。
ネギ部会では機械を共有しているため、新規就農する大きな要因となった。また、地元農家からのサポートもあり、今では畑の管理や、ハウスで育てている苗の温度や湿度管理をほとんど一人で取り組む。
「自分の納得したものを皆さんに安定的に供給できるようにしたい」と話す。近所の農家から収入保険を勧められ、自然災害が心配で加入した。
「収量が安定して増えてきているので、将来的には面積を拡大し、販路を増やしていきたい」と話す平生さん。目標をしっかり見据え、多くの人たちに丹精込めてネギを届けていく。